第3回学校評議員会
 
         

平成12年10月24日(15:00〜16:45)

学校側
今後の行事について今回は検討していただきたい。そのため今回は学年主任にも参加してもらった。
協議

(1)2学期の取り組みについて

   @社会人講師による授業(1学年)

    学校側説明

  • 昨年「21世紀型教育プラン委員会」が社会人講師授業の大枠を設定したことをうけて、今年度から実施する。
  • 目的は実際に社会の第一線で活躍している社会人(職業人)の考え方に接することにより現実的・具体的な進路設計を考えさせる。
  • 実施日時は11月4日(土)で2限目(65分)に社会人講師による授業を実施、3限目に生徒の事前研究での疑問、授業での疑問に対する質疑応答かつ授業に対する生徒のまとめの時間に使用する。この授業を通して2年次での理系・文系コース分けに役立てたい。
  • 実施方法としては授業は生徒の希望制で、臨時のクラス編成で9クラスに解体。工学系は2クラスで、講師は技術者、理学系も2クラスで講師は研究者、医・歯・薬系は1クラスで講師は医学部教授、農学系は1クラスで講師は協和発酵工業出身の研究者兼ベンチャー起業家、法・政治系は1クラスで講師は地元の本校出身の弁護士、経済・商・経営系は1クラスで講師は政府系金融機関勤務者、文・社会系は1クラスで講師はNHK制作局プロデューサーである。 授業のテーマ・概要については事前に本人に問い合わせて、生徒は事前学習をして授業に臨む。授業後、生徒はレポートを提出し評価を受ける。一連の学習を通して考えたことや得たことをまとめて報告会で発表する。
  •    学校側
    このような取り組みについて意見を伺いたい。
       評議員
    感想であるが、講演も一つの方法であるが、授業はNHK番組「先輩ようこそ」のように身近に触れられすばらしいと思う。これだけの講師陣を集めたのはすばらしい。
       評議員
    大変良い企画である。ヒトとヒトの肌の触れ合いがあるのがよい。一般の人も授業を受けたいと思う。授業をビデオで撮影して、生徒は高校生なのでいろいろな可能性があるので、理系・文系に関係なく生徒に見せた方がよい。授業を受講した生徒だけに終わらせないようにお願いしたい。
       学校側
    ビデオで撮影する。各HRにあるビデオテレビでLHR等で活用したい。翠巒会館大ホールのプロジェクター等でも活用したい。授業クラスごとに記録係の生徒に記録をとらせ、社会人講師授業のまとめを発表させる予定である。
       学校側
    評議員や一般の人の見学は可能である。校内の教職員には希望を取り、見学したい職員には見てもらいたい。
       評議員
    このような授業があれば、生徒にとっていろいろな刺激になり、将来の方向が見えてくるのではないかと思う。ただ毎年これだけの講師陣を集めるのは大変ではないか。
       学校側
    同じ講師の継続は難しいかもしれないが、今回の授業の評価を次回の評議員会までにまとめたい。
       評議員
    知人が他の学校の評議員をしているが、高崎高校の内容を話していいのか。
       学校側
    各学校で学校評議員制度がスタートしており、個々の生徒の問題ではないのでオープンに話してよい。
     
      A企業・研究所訪問(2学年)

       学校側
    目的は職業人の考え方・職場の状況を、自らの目で観察・体験することによって、より現実的・具体的な進路設計を考える。地域社会への貢献と生き甲斐のある人生を考える。職業人として生きていくために何が必要か実感する。実施については修学旅行の班別学習を応用し、協調性・リーダーシップなどを身につける。事前研究にはwwwを活用し、事後の報告では文書作成、プレゼンテーション、情報発信能力などの情報リテラシーを身につける。 実施日は10月26日(木)。訪問先はNHK、博報堂、講談社、朝日新聞社、群馬銀行、東京高裁、前橋地裁、キリンビール、協和発酵、群馬大学生体研究所、東大医科学研究所、日本化薬、原子力研究所、国立天文台、NTT、東芝、信越化学、本田技研、ソニーの19の企業・研究所である。 事前指導には質問事項の作成、要請趣意書の作成等があった。事後指導としては報告書作成、報告会(11/8、11/15LHR)等を予定している。 この行事は昨年全員参加で実施しており、昨年の成果の上に実施したい。30以上の企業・研究所を当初ピックアップしたが、生徒の選択によって19の事業所になった。 評議員:質問事項はその会社に対するものなのか。
       学校側
    会社においてはその生産している製品等、研究所については研究の内容およびその研究の最先端の状況についてである。
      PTA
    昨年息子が参加して、本人からの話では大変有意義であった。個人ではなかなか受け入れてもらえないので、生の情報を得る絶好の機会なので親として継続してもらいたい行事である。
      学校側
    インターネットで各事業所の情報を引き出しての事前研究なので、かなり高度な質問事項である。企業一覧表の担当者が広報となっているが、それぞれの専門部門の担当者でなければ、回答ができないと思う。昨年の企業訪問で各部署の代理者が回答して生徒が不満に思った事業所があった。次回の評議員会には成果をお見せできると思う。 30人のグループではなく、もっと少数の班別で実施する方向を考えている。ただ企業を探すのが大変であるが。 この行事を昨年実施して、生徒の普段とは違った側面を発掘できたこと、生徒の将来設計に役立ったことがあげられる。目立たない生徒が報告会の発表の場で活躍したり、質問事項では高高生のレベルの高さに感心した。企業・研究所も一生懸命対応してくれて感謝している。その後の生徒の進路設計に大いに役立った。企業・研究所側はただの見学者として対応していたが、鋭い質問に対して中途半端な訪問でないことがわかり概ね好評であった。 大学からの就職の際に役立つのではないか。いろいろな人々との接触を通して生徒は成長できたと思う。

    (2)ボランティア活動について(2学年の取り組みのアンケート結果を参考に)


       
      学校側
    このアンケートの結果をよく読んでみると、ボランティアの何が問題であるか本質的なことの一端がわかる。過激な発言を生徒はしているが、核心をついている。ボランティアへの取り組みは低いが、生徒から寄せられた感想には、考えてみるべき本音がよくでている。
      評議員
    ボランティアの機会があっても、34%の生徒がしないと回答としているのはどういうことか。
      学校側
    文武両道で高校生活が多忙の面がある。また学年当初から実施したかったが、いろいろな意見があり、実施を夏季休業中とし、強制ではなく、自主性にした。7月までに実施できる事業所等の情報を生徒に提供し、7月中旬に活動してみたい生徒を集めた。その集会に参加した生徒はほぼ全員ボランティア活動した。 活動内容は高齢者への介護、河原・公園の除草、図書の整理、小・中学生のクラブ活動のスタッフ等であった。
      評議員
    ボランティアの受け入れ先はどのくらいあったのか。一般のボランティアなのか。
      学校側
    100以上あり、一般のボランティア活動であった。 活動機会が適当な時期は?」のアンケート結果によると中学時代と大学時代が高くなっている。これは高校時代は多忙の結果ではないかと思う。 中学時代が活動時期として高いのは学校全体で取り組んでいる結果ではないか。
      評議員
    高校時代は多忙で、大学でボランティア活動をしたいと思っているのでないか。
       評議員
    高校生は自己完成に邁進する時期だと思う。心にボランティアの精神を植え付けておけばよいと思う。人生にゆとりができた時にできるようにしておけばよい。高校時代はボランティア精神を育てることでよい。そのためにボランティアのニュースを流して教育していけばよいと思う。ボランティア活動が価値のあることであると教育してほしい。企業訪問にも大手の福祉事業の会社を是非入れて欲しい。
      学校側
    教育改革国民会議では義務でやらせる方向であるが、生徒は再三ボランティアは義務ではないと言っているが。
      PTA
    義務であれば、勤労奉仕である。しつけという意味であればよいと思う。親がほとんど無関心とも思えるので、小学校からやらせた方がよいと思うが。
      評議員
    心のボランティア活動は家庭の中での助け合いができるかどうかである。社会にでて他人の世話をしなくても、家庭の中のボランティア活動を気付かせることが重要である。自分と身内との関連の中から他人を思いやることが重要である。義務としてやるのは無理な面がある。
      評議員
    ボランティア活動は強制的にやるべきではない。ボランティア活動はアンケートの結果をみると学校が半強制でやってもいいとの意見があり、高高生は肯定的である。
      学校側
    中学校ではボランティア活動は授業内なのか授業外なのか。
      評議員
    時間外である。T中学のバスケ部とT私立高校が熱心に活動している。小学校では育成会を中心に廃品回収を実施している。
       評議員
    県立高校JRCは活発に活動している。部活動を核にすればボランティア活動は活発化すると思う。
      学校側
    小学校では地域の活動が活発であるが、中学校で低調になってしまう。ガールスカウトは小・中・高とつながっている。
      評議員
    中学校では学校全体で取り組むのでまだ活動が活発である。ボランティアに67%の親が活動に無関心と生徒は考えているが、高高の保護者集会の集まり具合からみると不思議である。地域での空き缶拾いに対して感謝の態度を示すと児童生徒はうれしそうである。地域の人々の感謝の気持ちが必要ではないか。また学校と地域の連携が必要だと思う。
      学校側
    このアンケートから強制は嫌、時間がないとの回答がある。 ボランティア活動の日を設定するのかどうか。2年生のわずか15名が実施した活動であるが、本来のボランティア活動の姿があるのではないか。やってみると気分がよかったという感想もあり、高高生の現状を悲観的にみたくない。
      PTA
    今日の親は子供が少なく、自分の子供を中心に育てており、しつけができていないのが現状ではないか。学校は親から文句を言われないように子供に対応しており、しつけができない側面がある。このような現状では小さい時から強制的にボランティア活動をさせるべきではないか。
      評議員
    国の方針として義務化されるのではないか。
      評議員
    病気・介護だけでなく自分以外に心を傾けられるのがボランティア活動ではないか。高高生は時間がないので、ボランティア精神を育てることが大切だと思う。小さいときから一生できるように、その時の身の丈にあったボランティアが必要であると思う。そのようなかたちで高高生が実施していただければ良いと思う。
      評議員
    進学校ではボランティア活動は身近ではないが、国際的視野に立ったグローバルなボランティア活動を高高生にはお願いしたい。現代をみるとエリートが利己的で色々間違いを起こしており、エリートであればあるほどボランティア精神がもてるように教育してほしい。人生にはいろいろいの出会いがあり、いつ何がおこるかわからないが、指導者になる人間を高崎高校は教育する訳なので、ボランティア精神を是非教育してほしい。
      学校側
    ボランティア活動の実施は1年次がいいのか、2年次いいのか、今後の課題である。 高高生にはボランティア活動は精神だけでなく、個人的に実施してもらいたい。個人的には1〜2日間ぐらい学校を休んで活動してもよいのではないかと思っているが今後いろいろな面から課題を詰めていきたい。
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